早稲田大学石田研究室


不快グレアがVDT作業に与える影響に関する一研究

早川 享宏


1. 研究目的

本研究では,VDT作業時のディスプレイ上への光源の映り込みによる不快グレア(反射グレア)が,作業にどのような影響があるのかを見る.そして,その中でもグレアの移りこむ位置を変化させることによって,反射グレアの影響が作業種類の違いや男女の違いなどによってその作業能率に影響するかなどを検討することを本研究の目的とした.

2. 本研究の目的

VDT作業において,反射グレアを伴わない場合(a),反射グレアを伴う場合(2種類の移りこみ位置(b)指定文字部,(c)文字検索部)という3場面の照明条件で同様の文字検索作業を課題として与え,さらに,グレア強度を2段階に分け,被験者をA群とB群に分けた.実験結果として作業時間.エラー率をとる.

実験風景
図1 実験風景

3. 実験結果

実験によって得られたデータのうち反応時間については被験者ごとにまとめ,男女別に図2,3に示した.

被験者A群の平均作業時間
図2 被験者A群の平均作業時間

被験者B群の平均作業時間
図3 被験者B群の平均作業時間

4. 考察

過去の研究により,男女間でグレアによる不快感を感じ始めるグレア強度が異なり,女性のほうがグレアを感じにくい.ここから推察するに,男性はグレアに影響されやすいが作業スピードの低下率は小さいのではないかと考えられる.

映り込み位置に関しては(c)の条件が最も作業スピードが遅く,グレアの影響も大きいようであった.

5. 結論

・男性は女性と比較してグレアを感じやすいが,作業スピードの低下率は低い.
・画面への注視時間が長い作業ほど照明の影響を受けやすい.


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