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授業のねらい・授業内容
応用実験心理学は、人間工学とほぼ同義に用いられている。しかし、その中心をなすのは実験心理学であり、人間の知覚、応答、行動などの特性を中心とした事実をもとに、人間にとって負荷の少ないシステムや環境を作り出そうという研究分野である。関連する分野は非常に多岐にわたるが、本講では交通心理学をメインテーマとして、実験心理学がどの様に応用されているのかを述べる。
01.応用実験心理学とは
02.応用実験心理学の歴史、考え方
03.応用実験心理学の方法論
04.人間の知覚特性
05.人間の応答特性
06.人間の行動特性
07.精神負荷
08.疲労
09.ヒューマンエラー
10.日常生活の心理学
11.作業現場での心理学
12.応用実験心理学の今後の課題
授業のねらい・授業内容
人間が生活していく上で最も要望されるのは、安全と健康であろう。しかし、交通事故による死者は全世界で毎年30万人以上、負傷者は1千万人以上と言われている。また、航空機事故では一度に数百人が死亡し、化学プラントなども多くの惨事に見舞われている。多くの場合、こうした事故の原因は人間の錯誤や誤った判断などによるといわれている。
本講では、事故・災害を引き起こす人間側の要因の分析を中心として、安全に対する人間の考えや行動の評価および事故を起こさないための対策について、事故事例を基に説明する。
1.安全人間工学の概略(安全と人間工学との関わり)
2.安全と人間特性(人間特性が不安全行動とどう関係するか)
3.リスクとハザート(主観的危険と客観的危険)
4.緊急時の人間行動1(事例分析)
5.緊急時の人間行動2(パニックの心理)
6.ヒューマン・エラー1(エラーの定義と分類)
7.ヒューマン・エラー2(SHELモデル、情報処理モデル)
8.ヒューマン・エラー分析1(エラー分析の概略)
9.ヒューマン・エラー分析2(エラー分析の実際)
10.ヒューマン・エラーの対策(人間の信頼性・自動化の問題点)
11.現場のエラー対策1(自動車運転の感覚・知覚)
12.現場のエラー対策2とまとめ(自動車事故対策とまとめ)
授業のねらい・授業内容
人間は外界の刺激を認知し、判断して行動する。 本実習では刺激の受容から応答までの特性、記憶の保持など、人間の情報処理と外界の刺激に対応した動作がどのように生起し、
それをデータとしていかに表現するかを実験を通して習得する。 実習の内容は以下の通りである、
01.人間の応答特性 (反応時間)
02.人間の記憶特性 (短期記憶)
03.人間の応答特性2 (信号検出)
04.人間の学習特性 (両側性転移)
授業のねらい・授業内容
人間工学は人間を取りまく機械器具や環境を、いかに人間の特性に適合させていくかを考える科学である。 本演習では人間工学の基礎となる実験及び人間工学的アプローチにより事故を防止するための方策を習得する。 前期はヒューマンファクターを理解するための文献購読と研究法の理解、後期はグループに分かれ、実験計画を作成し実施する。
内容は、人間の情報処理特性、応答特性、動作の計測、生体電気による評価、視知覚特性の計測と評価、 ストレス下での作業特性、ヒューマンエラーの分析と評価等である。 これらの内容は、現在どのようなテーマが人間工学で話題になっているかを考慮して、毎年少しづつ変更されている。
また、当ゼミ受講生は「応用実験心理学」および「人間行動と安全」を受講していることが望ましい。
実習スケジュール
例年の予定:
4月〜5月 文献講読・講義(人間工学の基礎的な知識を身につけるため)
2000年度は講義(人間工学の定義、ヒューマンエラー、自動車運転中の携帯電話使用、事故分析手法)。
6月〜7月 実験1
タキストスコープを用いた実験(2000・2001年)
聴覚刺激の有無による課題遂行パフォーマンスの変化の実験(2000年)
場所の特異性と記憶のされやすさ(2001年)
車庫入れ時の運転行動の実験(2002年)
9月上旬 ゼミ合宿(実験1の結果を発表します)
2001〜2004年は追分セミナーハウスでした。
10月〜11月 実験2
関節可動域の計測を行いました(1999年)
鉄道の駅,早稲田大学の学部,CDのジャケットなどのイメージをSD法で調べました(2000年,2004年)
アイカメラと一対比較法を用いたフォントの誘目性の実験(2003年)
11月〜12月 実験3
反応課題実施時の眼球運動、指尖脈波計測(2000年)
生態信号の測定方法、メンタルワークロードの測定方法の学習(2001,2004年)
釘打ち時の筋電と腕の動きの計測(2003年)
アイカメラを用いて字幕がある時とない時の注視点の違いを計測(2004年)
例年の大まかな予定
3年生の3月頃まで 卒業研究テーマ選定(各自で)
4月 卒業研究テーマ決定
できる限り皆さんの希望を実現したいと思います。が、この時点で何も考えていないと、幸か不幸か自動的にテーマが与えられます。
5月〜 文献調査・実験計画・予備実験
9月上旬 ゼミ合宿(卒業研究のテーマと予備実験の結果を発表します)
2003年度は9月6〜8日。場所は追分セミナーハウスです。
9月〜12月 卒業研究(実験・論文作成)
1月末〜2月頃 研究室内での卒研発表会
3月頃 人間工学コロキウム(東京理科大学と合同の卒研発表会)
大学院授業
安全に関係する学問分野は、人間工学、心理学、人間信頼性工学、安全工学などがある。近年、システムの巨大化とともにエラーの内容も複雑になってきており、個々の人間のエラーのみでなく、組織的なエラーに対する対応も求められている。
安全人間工学演習(1)ではヒューマンエラーの人間工学的研究に関する文献を中心に、人間行動モデルの理解、ヒューマンエラーの実験的検討の方法、事故分析の実際、および事故防止対策立案の方法とその評価について学ぶ。対象となる分野は、道路交通、航空をはじめ、各産業現場である。
安全人間工学(1)を基礎とし、各分野の事故・不具合報告書をもとに、事例分析を行い、ヒューマンエラー防止のための具体的方策を探る。
その際、設計的な観点、人間行動からの観点、および事故分析的な観点の3つのアプローチが必要となる。演習(2)では、これらの観点から、如何に事故防止対策を導き出すかについて言及する。
心理学は様々な場面でその知見を応用的に用いてきた。特に感覚・知覚心理学、学習心理学をはじめとする実験心理学は、職場や交通機関に有用なデータを多数提供している。応用実験心理学は人間工学とほぼ同義に用いられることもあり、人間の知覚、応答、行動などの特性を中心とした事実をもとに、人間にとって負荷の少ないシステムや環境を作り出そうという研究分野である。本講義では、ヒューマンエラーの防止、ワークロードの低減、職場環境の改善などに如何に応用実験心理学が活用されているかを概括する。
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